今朝は寒い雨の日となりました。
私のグループレッスンは、ヨガレッスンとピラティスレッスンがメインですが、どちらも代償動作を起こさせないような内容にしています。
代償動作というのは、苦手な動き(筋力が弱い部分や可動域の狭さ)を得意な動き(使いやすい筋肉や関節が動きやすい部分)でカバーして運動してしまうことです。
これは、例えば、回旋運動が苦手な場合、本来なら胸の部分(胸椎)で回旋運動をしたいところです。

しかしながら、胸の部分はろっ骨があり、回旋しにくい構造にもなっていて、硬くなっていることも多く動かしにくいので、ろっ骨のない腰の部分(腰椎)で回旋運動してしまう‥
といったように、苦手なところはいつまでも苦手なまま、動かしやすい部分は関節の無理な運動や、使いやすい筋肉や靭帯に頼る体の使い方をしてしまいます。
これを起こさせないように、講師側はポーズの修正をしていくのですが、それより大切なのは、その苦手な部分をどうしたら快適に動かせられるようにできるか?を提案することです。

このあたりは、しっかりとレッスンに取り入れているので、改善目的な内容もレッスンに入っています。
ヨガの場合は特に、難易度の高そうなヨガポーズを最終目標にするとしたら、ヨガのポーズの組み立てだけでレッスンを進めるのには無理があります。
本来の目的は、「より良く」「より良い身体づくり」というようなマインドフルな部分だとするなら、そこまでのプロセス(準備)が必要となりますね。
安全なレッスン指導を肝に銘じて、今月も楽しいレッスンを提供してまいります!